才能はないのではなく気づいていないだけ

就職活動をしていると必ず言われるのが「自分の強みを活かす」といったことです。
就活中以外にも、社会人セミナーや自己啓発セミナーで必ず言われる言葉の一つとなっています。

人は誰しも得意と不得意な分野がありますが、さりとて得意であるからといって、他の人よりも際立って優れた能力を持っている人というのは多いわけではありません。

思うように評価を受けられなかったりなかなか結果に結びつけることができないことが続くと、「自分には才能はないのではないか」という不安が湧き上がってきます。

しかし現在社会的に成功をしている人であっても、生まれつきそのように素晴らしい才能があったというわけではありません。

天才と言われている人とそうではない人とで最も大きく違うのは、自分の才能とその伸ばし方を知っていたかどうかということです。

才能というと人よりも優れた「足が速い」「絵がうまい」「計算が早い」といった目に見えてわかりやすいことばかりが気になりますが、一見周囲から欠点のように思われていることも見方を変えれば長所になることもあります。

「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす」は、そうした自分の中に眠っている長所の存在に気づき、実生活に活かしていくための方法を段階的に教えてくれています。

性格診断が的確すぎると評判に

「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす」では、自分の強みを活かす方法を5つの分野から分析をしていく形をとっています。

書籍は357ページとボリューム感がありますが、これはそれぞれの分野ごとに性格に応じた対応方法を紹介しているからです。

本を読み進めるとまず最初に登場するのが「性格診断」で、簡単な質問に答えていくことで、自分の適性を5つの分野から調べていきます。

こうした性格分析は占いの本などにもあるので若干胡散臭く感じるかもしれませんが、この本の分析は非常に的確であるということが評判で、客観的に自分の適性を知ることができます。

適性は5つの項目から導き出されるので、該当するページを読むことで自分にとって必要な考え方をアドバイスしてもらえます。

なお書籍を購入すると、より詳しく自分の強みを分析することができるWebサイト「ストレングスファインダー」にアクセスできるIDがついてきます。

購入したユーザーの多くはこの「ストレングスファインダー」を目的にしているようです。
読了したことで新しい自分に気がつくことができたという好意的なコメントも多く、あまり固く考えず自己分析の一つの手段として本やサイトを利用してみるのがおすすめです。